『寄付は、世界をより善く。あなたも変える。』
FIRST DONATE(ファスドネ)は、数多く存在する社会課題と、それらの解決のために活動する非営利団体、少しでも社会に何かを還元したいと願う皆さまのためのプラットフォームです。まずは問題を知ってください。それから寄付という一歩で、世界を変えられることを体験してみてください。
一般社団法人アクト・ビヨンド・トラストとは – 理念と成り立ち
アクト・ビヨンド・トラスト(Act Beyond Trust、略称abt)は、2010年に設立された民間の非営利基金です。自然環境と人間社会の調和をめざし、環境問題の解決に取り組む市民団体や研究者の具体的で創造的な活動を資金面で応援しています。
代表理事の星川淳さんのもと、「公正で持続可能な社会づくりにつながる活動」を支援することを理念に掲げ、独立した立場から幅広い助成活動を行っています。
“ネオニコチノイド系農薬の全廃へ:子どもたちの未来を守るアクト・ビヨンド・トラスト” の続きを読む
序章:社会の“見えにくい子どもたち”に光を当てる
私たちの社会には、普段の生活ではなかなか目に留まらない子どもたちがいます。
教室の片隅で、言葉が分からずにうつむいている子ども。休み時間も一人で過ごし、自分の気持ちを表現できずにいる子ども。
彼らは皆、日本に暮らす外国にルーツを持つ子どもたちです。彼らは周囲から見えにくい存在かもしれませんが、その心の中には不安や孤独、そして助けを求める声が潜んでいます。
“【外国にルーツを持つ子どもたち】言葉の壁を超え、学びの光を” の続きを読む
少子高齢化が進行し、深刻な人手不足が続く日本。
とりわけ介護や建設、製造業などの現場では、外国人労働者の存在が不可欠となっています。こうした中で長年にわたり外国人材の受け入れ支援を担ってきたのが、公益財団法人 国際人材育成機構(通称:アイム・ジャパン)です。
今回は、法務省出身で現在は同機構の業務部に所属する山本格(やまもと・わたる)さんに、技能実習制度と特定技能制度の違いや、制度の矛盾、新たに始まる「育成就労制度」の意義について詳しくお話を伺いました。
現場の実情と制度の未来を、第一線で見続けてきた専門家の視点から読み解きます。
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“取材【外国人労働者問題】の今と未来 〜 公益財団法人 国際人材育成機構(アイム・ジャパン) 山本 格さん” の続きを読む
序章:見えない孤独と心の危機
現代社会に生きる私たちは、一見すると常に誰かと繋がっているように感じられます。
SNSでのやり取りやオンライン会議など、人とコミュニケーションを取る手段は以前より格段に増えました。
それでもふとした瞬間に「自分は孤独だ」と感じることはないでしょうか。
実際、他人と肩を並べて生活しながら心の中では深い孤独を抱えている人は珍しくありません。このような 孤独 は単なる寂しさに留まらず、放置すれば メンタルヘルスの危機 に直結し得る深刻な問題です。
そしてその危機は決して特定の人だけのものではなく、多くの人が直面しうる「見えない危機」なのです。
“孤独・メンタルヘルス危機:「つながり」を取り戻すためにできる支援” の続きを読む
1. SDGsの進捗状況:折り返し地点で見える停滞
2025年現在、持続可能な開発目標(SDGs)は達成期限の2030年まで残り5年となりました。
しかし最新の国連報告によれば、その進捗は非常に厳しい状況です。SDGsの169あるターゲットのうち、予定通りに進んでいるのはわずか17%に過ぎず、3分の1以上は進展が停滞、あるいは後退していることが明らかになっています。
特に新型コロナウイルス感染症の長期化、地域紛争の激化、地政学的緊張や気候変動の深刻化が世界的な足かせとなり、2015年に掲げた目標への道のりが大きく狂わされました。
“SDGs達成まであと5年:その進捗と市民に求められるアクション” の続きを読む