日本の教育は平均的な学力水準が高く、義務教育修了後の進学率も高い水準にあります。
また、地域間の学力差も他国と比べて小さい傾向にあるとされ、これまで「教育格差」が大きな社会問題として注目される機会は多くありませんでした。
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SDGs達成まであと5年:その進捗と市民に求められるアクション
1. SDGsの進捗状況:折り返し地点で見える停滞
2025年現在、持続可能な開発目標(SDGs)は達成期限の2030年まで残り5年となりました。
しかし最新の国連報告によれば、その進捗は非常に厳しい状況です。SDGsの169あるターゲットのうち、予定通りに進んでいるのはわずか17%に過ぎず、3分の1以上は進展が停滞、あるいは後退していることが明らかになっています。
特に新型コロナウイルス感染症の長期化、地域紛争の激化、地政学的緊張や気候変動の深刻化が世界的な足かせとなり、2015年に掲げた目標への道のりが大きく狂わされました。
【異常気象】時代に備える:気候変動と災害支援のこれから
気候変動によって異常気象が世界各地で頻発し、その被害が深刻化しています。
近年、地球の平均気温は産業革命前に比べて約1.1℃上昇しており、2015~2022年は観測史上もっとも暑い8年間となりました。
その結果、かつては稀だった極端な気象現象が各地で立て続けに起こり、「異常気象」がもはや異常ではない時代に入りつつあります。実際、豪雨による洪水や干ばつ、熱波などが毎年のように各大陸で発生し、その経済的損失も増大しています。
【こども家庭庁】発足から1年、その「通信簿」をつける
2023年4月、「こども家庭庁」が発足しました。
日本で初めて〈こどもを真ん中に据えた政策司令塔〉を標榜し、児童虐待・いじめ・子どもの貧困など縦割りで散在していた施策を一元化する――大きな期待と共に船出した組織です。
超高齢化社会のリアル:『2025年問題』と高齢者支援に向けて
日本は世界に類を見ないスピードで高齢化が進んでいます。
2025年には、いわゆる「団塊の世代」(1947~49年生まれ)の全員が75歳以上の後期高齢者となり、国民の約4人に1人が75歳以上という超高齢社会が現実となります。
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