2024年8月時点
フローレンスは、日本における子ども・子育て支援を目的に、2004年に設立された認定NPO法人です。
「社会全体で子どもを育む」ことを理念に、病児保育や待機児童問題、障害児保育、孤独な子育てなど、さまざまな社会課題に取り組んできました。
例えば、訪問型病児保育の導入により、仕事と子育ての両立を支援。さらに、待機児童問題に対しては「おうち保育園」モデルを提案し、小規模保育所の制度化を実現しました。また、医療的ケアが必要な子どもたちを対象とした「障害児保育園ヘレン」や訪問保育も展開し、障害児の親の就労支援を行っています。
フローレンスは、政策提言や社会全体の仕組みづくりを通じて、誰もが子育てしやすい社会を目指し、持続可能な未来を創造しています。
「寄付をするなら」こんな人におすすめ!
- 子どもたちの健やかな成長を支えたいと考えている人
- 働く親が安心して仕事と子育てを両立できる社会を目指したい人
- 病児保育や障害児保育など、子育て家庭が抱える問題の解決を支援したい人
- 子どもの貧困や虐待を防ぐための取り組みに共感する人
- 待機児童問題や孤独な子育ての解消に貢献したい人
- 社会全体で子どもを育む「あたりまえ」を作りたいと感じている人
- 未来の子どもたちに持続可能な社会を手渡したいと考える人
活動理念/ビジョン/ミッション
Visionビジョン
今を生きるわたしたちと
まだ見ぬこどもたちが
希望と手をつないで歩める社会。
さあ、心躍る未来へ。
Missionミッション
事業をつくり、しくみを変え、文化を生み出し、
ともに「新しいあたりまえ」を未来に手渡そう。
主な活動
- 訪問型病児保育
子どもが発熱などで保育園に預けられない場合、親が仕事を休まざるを得なくなる問題を解決するため、フローレンスは2005年から自宅訪問型の病児保育を開始しました。当初38名だった利用会員は2022年度には7,000名以上に増加し、累計保育件数は10万件を超えています。働く親のサポートを目的に、安心・安全な病児保育のインフラを整え続けています。 - 待機児童問題の解決
保育園の不足により多くの子どもが待機児童となる問題に対して、フローレンスは2010年に「おうち保育園」という小規模保育所モデルを開始しました。これにより、認可保育所の基準に合わない都市部の空き物件を活用して、小規模ながら質の高い保育を提供することができました。このモデルは2012年に国策化され、小規模認可保育所として制度化されました。 - 障害児保育と医療的ケア児支援
障害児の母親が働けない問題に対応するため、フローレンスは2014年に「障害児保育園ヘレン」を設立し、日本初の医療的ケアが必要な子どもの長時間保育を提供しています。また、2015年からは訪問型の「障害児訪問保育アニー」を、2019年からは訪問型の「医療的ケアシッター ナンシー」を開始し、障害児の家庭に多様な選択肢を提供しています。 - 赤ちゃん虐待死問題の解決
日本では2週間に1人の割合で赤ちゃんが虐待により命を落としています。この問題を解決するため、フローレンスは2016年に「赤ちゃん縁組」事業を開始。妊娠期に課題を抱える妊婦の相談を受け、出産後に望む育ての親に託す「特別養子縁組」を推進しています。さらに、2023年からは孤立した妊婦を支援する「無料産院」事業を開始しました。 - 孤独な子育ての解消(こども宅食)
経済的に厳しいひとり親家庭や孤立した家庭を支援するため、2017年に「こども宅食」事業を開始しました。これは、食料を届けるだけでなく、地域コミュニティや社会とのつながりを作り、孤立した親子をサポートする取り組みです。さらに、2018年には「こども宅食応援団」を設立し、この取り組みを全国に拡大しています。 - ひとり親家庭支援
ひとり親家庭の多くが貧困状態にある現実を解決するために、フローレンスは2008年から低価格で病児保育を提供し、働くひとり親を支援しています。また、寄付を原資としたサポートプログラムを展開し、ひとり親家庭が子どもの急病時に仕事を休んでも経済的に困らない仕組みを整えています。 - 働き方改革
長時間労働やワンオペ育児が原因で子育てが困難になっている現状を変えるため、フローレンスは自身の組織内で働き方改革を進めています。全社員が在宅勤務やフレックス制度を活用できる環境を整え、男性社員の育休取得率は100%です。また、残業を極力減らし、子育てと仕事が両立できる働き方を実現しています。
フローレンスはこれらの活動を通じて、子育てと仕事の両立を支援し、日本全体で子どもを育む社会の実現を目指しています。政策提言や制度改革にも積極的に取り組み、社会全体での持続可能な仕組み作りに貢献しています。
その他情報
団体概要
団体名 | 特定非営利活動法人 フローレンス(認定NPO法人 フローレンス) |
所在地 | 本部 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1丁目14番地1 KDX神保町ビル 3F アクセス 仙台支社 〒980-0011 宮城県仙台市青葉区上杉1-4-10 庄建上杉ビル2F |
設立 | 特定非営利活動法人内閣府認証取得 2004年4月1日 登記完了 法人設立 2004年4月12日 認定NPO法人の取得 2012年12月7日 認定NPO法人の更新 2017年12月7日 2022年12月7日 |
会長CEO | 駒崎 弘樹 (認定NPO法人フローレンス会長) |
役員 | 代表理事:赤坂 緑 理事:宮崎 真理子(コモンライト合同会社 代表) 理事:荻原 国啓(ゼロトゥワン株式会社 代表取締役社長) 理事:岡本 佳美(株式会社アム 代表取締役) 理事:杉山 富美子(特定非営利活動法人フローレンス ディレクター) 監事:生田 秀(弁護士法人ナビアス 代表弁護士) |
スタッフ (2024年4月1日現在) | 派遣業務委託インターン理事含め:794名 直雇用のみ:675名 |