2024年8月時点
認定NPO法人キッズドアは、2007年に設立された日本国内の子ども支援に特化した非営利組織です。
設立以来、キッズドアはすべての子どもが夢や希望を持てる社会の実現を目指して活動しており、特に子どもの貧困や教育格差といった深刻な社会問題に対処しています。
日本の子どもたちの約9人に1人が貧困状態にあるという現実に対し、キッズドアは学習支援や居場所の提供、体験活動、キャリア教育など多様な支援を行い、子どもたちが将来に希望を持てるようサポートしています。
また、キッズドアは困窮する子育て家庭への物資や情報提供、就労支援も行っており、子どもたちの成長を家庭や地域とともに支えています。これにより、教育や生活の格差を是正し、すべての子どもに公正なチャンスを提供することを目指しています。
「寄付をするなら」こんな人におすすめ!
1. 子どもの未来に投資したい方
キッズドアは、子どもたちが夢や希望を持ち、将来の可能性を広げるための支援を行っています。学習支援やキャリア教育を通じて、教育格差を解消し、子どもたちが自信を持って未来に進むためのサポートを提供しています。子どもの未来に直接投資したいと考える方にとって、キッズドアは理想的な寄付先です。
2. 社会的弱者に寄り添いたい方
キッズドアは、日本国内の子どもたちが直面する貧困、不登校、虐待、外国ルーツの子どもたちの支援など、さまざまな社会課題に取り組んでいます。社会的に弱い立場に置かれている子どもたちが、安全で安心できる生活環境を得られるよう支援を行いたいと考える方に、この団体は特におすすめです。
3. 寄付が効果的に使われることを重視する方
キッズドアは、寄付金を学習支援や生活支援、就労支援など、具体的で効果の見える形で活用しています。また、活動の透明性を確保し、寄付者が自分の寄付がどのように使われているかを理解できるように努めています。寄付金が無駄なく、社会に貢献するために使われることを重視する方にとって、この団体は信頼できる選択肢となるでしょう。
4. 日本国内の問題に関心がある方
多くのNPOが海外支援に焦点を当てる中、キッズドアは日本国内の子どもたちの問題に特化しています。日本の未来を支える子どもたちの教育や生活を支援することに関心があり、日本社会の課題解決に貢献したいと考える方には、キッズドアへの寄付がその想いを実現する良い手段となるでしょう。
5. 継続的なサポートを考えている方
キッズドアの活動は、長期的な視点での支援が求められるものが多く、寄付者には継続的な支援を通じて、子どもたちの成長を長期間見守りたいと考える方が適しています。継続的な支援を通じて、子どもたちの成長を見届けたいと考える方には、この団体への寄付が最適です。
このような方々にとって、キッズドアは、寄付を通じて社会に確かな影響を与えることができる信頼できる団体です。
活動理念/ビジョン/ミッション
Vision
キッズドアが向き合う子ども達に、「将来の夢は何?」「どんな仕事をしたいの?」と聞くと、「夢なんかない」「仕事なんかしたくない。大変そうだし。大人になりたくない」と答える子がいます。そのような子ども達は、勉強をするモチベーションも乏しく、頑張ることができません。
貧困な子ども達に、「本人や親がもっと頑張ればいい」と安易に考えてしまいがちです。「頑張る」というのは、「頑張って!」と応援してくれる人がいて、つまずいたら手を差し伸べてくれる人がいて、上手くいった時に「すごいね、できたね」と褒めてくれる。その繰り返しから、「嫌なこと、苦手なことでも努力すれば成果が出る」と実感して初めて、頑張れるのです。親も子も、毎日をぎりぎりで生きる中で、頑張るトレーニングができないのなら、私達がそこを補います。
私達が日々向き合う子ども達は、本当は、大学に行きたい、留学したいけれど、毎日身を粉にして働いて、それでもお金の苦労をしている親御さんをみて、そんな「夢」や「希望」を言い出せない、優しい子ども達です。
不登校、いじめ、障がい、外国にルーツがある、そんな差別に苦しんで、将来に夢や希望を持つことがとてもできない子ども達もいます。
今、日本中でたくさんの子ども達が困っています。子どもを助けられるのは私達、大人しかいません。困っている子どもを助けるのに、特別な理由などいりません
どんな境遇に生まれても、夢や希望を持って、生き生きと成長できる、子どもの笑顔があふれている、私達はそんな社会の実現を目指しています。
Mission
- どんな環境にいる子ども達にもフェアなチャンスがある社会システムを作ります。
- 社会システムの隙間に落ちている子ども達に支援を届けます。
- より大きなチャレンジをしている子ども達が大きく羽ばたくことを応援します。
- 企業、行政、団体、学校、地域、保護者など様々なステイクホルダーを結びつけるプラットフォームになります。
- 子どもは将来を担う存在であること、その子どもと家庭・地域を包括して支援することの重要性を常に社会に訴えかけます。
主な活動
認定NPO法人キッズドアは、日本国内の子ども支援に特化した団体として、子どもの貧困や教育格差、不登校などの社会課題に対処する多岐にわたる活動を展開しています。以下に、キッズドアの主な活動内容をまとめます。
1. 学習支援・居場所支援
キッズドアは、経済的に困難な家庭の子どもたちに対して、無料で学習支援を提供しています。具体的には、学習会や個別指導を通じて、子どもたちが学校の授業についていけるようサポートしています。また、学校や家庭以外の安全で安心できる居場所を提供し、子どもたちが自由に学び、遊び、相談できる環境を整えています。この活動は、子どもたちの学力向上だけでなく、心の支えにもなっています。
2. 体験活動・キャリア教育
教育格差だけでなく、体験格差やIT格差にも対応するため、キッズドアは様々な体験活動やキャリア教育プログラムを提供しています。例えば、自然体験や企業見学、美術館やコンサートへの参加などを通じて、子どもたちが将来の夢や目標を持つきっかけを提供しています。また、キャリア教育では、実際に社会で活躍するプロフェッショナルから話を聞く機会を設けることで、子どもたちが自分の将来について真剣に考える手助けをしています。
3. ファミリーサポート
キッズドアは、子どもたちを支える家庭への支援も重視しています。困窮する家庭に対しては、食品や文房具などの物資支援、奨学金や給付金などの情報支援、さらに就労支援を行っています。これにより、子どもたちが安定した生活環境で成長できるようサポートしています。特に、ひとり親家庭や多子世帯など、支援が必要な家庭に対して手厚いサポートを提供しています。
4. 調査・提言・啓発活動
子どもたちの現状を社会に伝えるため、キッズドアは調査活動を行い、その結果を基に政策提言や啓発活動を展開しています。特に、子どもの貧困問題や教育格差に関する実態を明らかにし、その解決に向けた具体的な対策を提言することで、国や地方自治体、その他の関係団体と連携し、子どもたちの支援を推進しています。
5. パートナー支援
キッズドアは、日本全国の子ども支援団体に対しても、研修や資金分配などのサポートを行っています。これにより、各地の団体が自らの地域で子どもたちを支援できる体制を整え、全国規模で子ども支援のネットワークを強化しています。
6. 東北支援事業
2011年の東日本大震災以降、キッズドアは東北地方の子どもたちへの支援も続けています。仙台や南三陸を中心に、教育支援や復興支援を展開し、不登校支援なども積極的に行っています。震災から10年以上が経過しても、支援を必要とする子どもたちに対して、継続的なサポートを提供しています。
キッズドアの活動は、経済的に困難な家庭や様々な社会的課題に直面する子どもたちを支え、彼らが夢や希望を持って成長できる社会を目指しています。そのために、教育、生活支援、政策提言、啓発など多岐にわたるアプローチで取り組んでいます。
その他情報
団体概要
団体名 | 認定特定非営利活動法人キッズドア(NPO Kidsdoor) |
所在地 | 〒104-0033 東京都中央区新川2-16-10 プライムアーバン新川2階 |
設立 | 2007年 1月 任意団体キッズドア設立 2009年10月 NPO法人取得 2021年10月 東京都より「認定特定非営利活動法人」(認定NPO法人)取得 2023年10月 CAFアメリカのチャリティデータベースに掲載 ※米国の寄付者は、個人・法人問わず、CAF アメリカを通じて税制優遇された助成・寄付ができます。 |
役員 | 理事長 渡辺 由美子 |
職員数 | 正職員 102名・ボランティア 1,059名(2023年11月1日現在) 男女共同参画 管理職に占める男性・女性の割合(2023年11月1日現在):男性50%、女性50% 役員に占める男性・女性の割合(2023年11月1日現在):男性67%、女性33% |