日本ではこの10数年、震災が断続的に発生してきました。
そして2025〜2026年という時間軸に立つと、「復興が完了した被災地」と「いまも被災が進行している地域」が同時に存在している現実が、よりはっきりと見えてきます。
投稿者: FIRST DONATE編集長 髙崎
非営利団体のファンドレイジング/広報支援を生業とするDO DASH JAPAN株式会社スタッフであり、FIRST DONATE編集長。
自身の体験を元に、寄付やソーシャルグッドな情報収集/記事制作を得意とする。
難民、児童労働、洪水【バングラデシュの子どもたち】
はじめに──「働くしかない」という選択肢しかない子どもたち
ダッカ郊外の縫製工場。
ミシンの音が絶え間なく響く室内で、少年ラフィク(仮名)は布を押さえ続けています。
学校に通っていたのは、ほんの数年前まで。
洪水で家が浸水し、父の仕事がなくなったあと、彼の一日は工場で始まり、工場で終わるようになりました。
干ばつと飢餓【ソマリア】子どもたちの現状
雨が降らないというだけで、命が危うくなる場所
ソマリア中部のある村。
かつては雨季になると、小さな畑に緑が戻っていました。
しかし今、空は青く澄んだままです。
雲は流れ、雨は降りません。
母親は、痩せた子どもの腕をそっと撫でながら言います。
「昨日より、少し弱っている気がする」
【イエメンの子どもたち】「世界最悪の人道危機」と呼ばれる国
イエメン西部のある村。
朝になっても、家の中に朝食はありません。
母親は子どもにこう言います。
「今日はあとで、きっと何かあるよ」
けれどその「あとで」は、来ない日もあります。
空腹は特別な出来事ではなく、
我慢するもの、やり過ごすものとして、日常に組み込まれてしまっている のです。
【シリアの子どもたちの現状】内戦と難民生活で失われた「日常」とは?
はじめに──「学校へ戻れる日は、いつ来るのだろう」
シリア北部。
朝日が差し込む廃校の前で、少年アリー(仮名)はじっとフェンスを見つめていました。
かつてここには、彼が毎朝かよっていた教室がありました。
友だちと笑い合った場所。新しい単語を覚えるたびにうれしくなった国語の授業。
しかし爆撃で校舎の一部は崩れ、その日の授業は永遠に失われました。
「また学校に戻れるよね?」
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